間 純一郎と申します。

私が天心というワークを知ってから10年近く経つでしょうか…。

鍼灸を仕事にし始めたばかりの頃で、まだまだ心身の癒しというものが全くわからない時期でした。

体験しはじめた頃の印象は、はっきり言ってあまり良いものではなかったように思います。

ただそれは今考えると、技法のせいではなく、自分を見つめたり感じたりすることに、まだまだ慣れておらず、漠然とした怖い感覚を持っていたことによる「抵抗」のせいだったからということが今はわかります。

少しずつ体験も増えていき、場にも慣れるに従って、天心の良さや奥深さがだんだんわかってきました。

心と身体、裏表の微妙な関係への対応性、一方的ではなく、支え合いながら助け合える気軽さ、簡便性、効率性、安心感・・。

一言で言うと手軽に取り組めて実感のある瞑想兼ボディワークという感じでしょうか・・。

こんな風に書くと安っぽくなってしまうのですが、時に予想もつかなかったような深い自分に出会うこともしばしばです。

両親に対する怒りや悲しみ、無力感などたくさんの気持ちに「安心感の中で」出会い向き合うことができたおかげで、自分がとても楽になり、家族や人とよりいい関係を築けるようになっています。

天心によって、「自分を見つめ続けることの大切さ」と、「人の心と身体にいかに寄り添うかということ」について非常にたくさんの学びを与えてもらっています。

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