天心の由来

「天心」というりっぱな名称にいかがわしさを感じる人もいるかもしれませんが、これは、野口整体の創始者である野口晴哉が、

無心になってポカンとすることを天心と言う。*

とあるのを読んで、天心と名付けたのです。事を成そうとするのではなく、成り行きを天にゆだね、無心になって何事かが成るのを待つ、というのは、癒しの場面にかぎらず、人生すべてに通じる基本的な態度ですね。ちなみに、野口晴哉の別の著書では、

大空がカラッと晴れて澄みきったような心だ。
利害得失も毀誉褒貶(きよほうへん)もない。
自分の為も、他人の為も無い。
本来の心の状態そのままの心である。**

とも書かれていますが、これは癒しの到達点にも通じる境地だと思います。

また、天心の会では、互助・自助によるプロセスの導きの糸となる無心の体験をとくに”天心“と呼ぶことがあります。「さあ、ここで天心にしてみませんか?」と言ったようにです。

*野口晴哉『整体法の基礎』、全生社。
**野口晴哉『健康の自然法』、全生社。

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